紙面の表面処理加工は多くの場合、印刷後に行われます。この目的は印刷した紙に光沢を付けることですが、加工の方法によっては耐久性、耐摩耗性、耐熱性も高まり、印刷物に強度を与えます。また、箔押し加工することで商品価値を高めるという方法もあります。パッケージの中を商品に合わせて仕切を作成する方法は、高級イメージと共に商品そのものの保護する役目も担います。
表面加工は、印刷工程で塗料を印刷するニス刷りという方法があります。これはOP(Over Print)ワニスとかOPニスと呼ばれる無色透明、あるいは半透明の塗料を最終インクとして使用し紙に印刷するものです。印刷とほぼ同時に行うニス刷りを除けば、表面加工は次の3種類に大別できます。
1.ビニール引き
2.プレスコート(プレス加工・ミラープレス)
3.フィルム貼り(ラミネート加工)
これらの加工の方法や材料によって更に細かく分けられますが、いずれも印刷物の表面に光沢を与え、水分や摩擦、熱などから印刷物を守るのに有効です。
印刷だけでは表現しきれないメタリック感や、シックな色調、風合いを表現する為に、商品名や社名ロゴの名入れとして、またはワンポイントのアクセントとして用いられる方法です。
箱の内部は商品に合わせて、オリジナルのものから様々な仕切が採用され加工されているものがあります。